持ち方が間違っている - 個別最適・全体最適のそれぞれの側面
日本人として、断言出来る事がある。
日本人は個別最適のKingだ。
この思想として、
【お客様は神様】
という、ある意味至上命題でもあります。
目の前のお客様に対して全力で課題解決を行う事が非常に得意であり、
だが時にそれがボトルネックを産み、そこにリソースが割かれて、
全体最適が疎かになる恐れがあります。
この件で私の中で非常に面白いのが、スティーブ・ジョブズのiPhone 4の
電波受信問題であります。
上記が該当記事であるが、当時iPhone4の電波がきちんと受信できない問題があり、
iPhone 4の電波受信装置が左側にあったため、左手でiPhoneを持つと、
うまくシグナルが拾えないとジョブス氏が考えて、
【持ち方が悪い】
と一言言いました。
これって無茶苦茶凄い事で、日本企業のCEOがこの発言をしたら、
5chで絶対に叩かれるし、消費者も不信を抱くに決まってます。
普通なら急ピッチで原因分析の為、また広報にも負荷が掛かるけれども、
【スティーブ・ジョブズがそう言ったんじゃしょうがない】
って当時のiPhone持ちなら思うし、スティーブ・ジョブズの一言と言う
リソースを殆ど割かない形で、原因分析にのみフォーカスする事が出来て、
課題解決をしたという事例があります。
リクルーティング業界の中で、全体最適を得意としているのは、
やはり大手の人材紹介企業であります。
クライアント様・候補者様それぞれ担当を分けて、
きちんとスキーム化を行い、またマーケティングにも非常にリソースを割けて、
ボトルネック工程のリスクを排除しております。
私も両面型のリクルーターとして、候補者様並びにクライアント様の
課題に全力で取り組むが、一気通貫で行うが故に、
時に自分自身というリソースが会社にとって、正義でない時もなくはないです。
その時に会社として、チームとしてこれはリソースを割かなければならない事案
もしくは割くべき事案ではないかどうかと言うのは、結果を見てみないと
正直分からないです。
ただ一つ言える事は同じ土俵に立つのではなく、両面型リクルーティングという
枠組みの中で全体最適のミッションを作れば良いだけであります。
私が所属するFinTechチームにはまだまだ課題がたくさんがあるが、
非常に優秀なメンバーが揃っており、金融×テクノロジーと言う領域で
個別最適と全体最適を上手く混ぜ合わせたソリューションがあります。
企業様・候補者様、ご転職やそれ以外のお仕事の悩みを含めて、
お気軽にお問い合わせくださいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。