ヘッドハンターは神ではない
最近電車でも、YouTubeでも転職の広告が物凄く目に付く。
そこで恐らく候補者様はヘッドハンターと人材紹介会社の担当って
何が違うの?って思われる事が多いのではないかと思います。
ヘッドハンティングとは、いわゆる部長レイヤーの方々より上のレイヤーへ
ダイレクトでアプローチし、市場に出ていない特別なオーダーメイドの求人が
あり、当該求人に合わせてその方へ特別にアプローチするのが、
一般的なイメージではないでしょうか。
これはいわゆるリクルーティング業界では、通称エグゼクティブサーチと呼び、
私が担当するレイヤーがメンバーレベル〜マネージャー、部長レイヤーの職位を
担当する為、エグゼクティブサーチではないが、サーチ型のヘッドハンティングも
多々致します。
その為、ヘッドハンターと人材紹介会社の担当は候補者様と企業様どちらも
担当すると言う意味では本質的に大きく違わないが、簡単に言うとヘッドハンター
とは手法であり、その手法を職位に限らず行なっているか否かが分かれ目ではないかと
思います。
そんな中、ヘッドハンター特集の記事を読みました。
上記記事はとあるリクルーティング業界に長年いらっしゃり、
非常にパフォーマンスを出している方との対談を著者の観点も
混ぜつつ記事にしております。
今までの日本の雇用制度も変わってきて、経済も変わっており、
これからは受け身ではなく、攻めのキャリア形成を行うと言う事を
記載しています。
売り手市場である為、キャリアチェンジもしやすく、
そのようなご志向があれば、今がチャンス。
と言うような事を記事にされています。
確かにキャリアチェンジは間違いなくしやすいのですが、
エンジニア領域だと下記が細かい分類だと該当するのではないかと;
- インフラエンジニア→プリセールスエンジニア, セキュリティーエンジニア
- 顧客向けSE→社内SE or テクノロジーコンサルタント
- バックエンドエンジニア→フロントエンドエンジニア
- インフラエンジニア→クラウドエンジニア
この他にも色々あるが、ここ最近で多いのが、
DevOpsエンジニア職や機械学習エンジニア職、Aiエンジニア等の
モダンなエンジニア職として加わってきました。
当然なりたい人も多いのだが、大体の方が残念ながら当該職の選考で
お見送りになります。
理由は至極単純で、当該職務のご経験がないからであります。
ただご経験がなくとも、ご転職できるケースもあります。
それは日頃、当該職位に付くためにどのようなキャッチアップを
行なっているのかです。
これが;
だと非常に弱く見えます。
AIエンジニア志望でいらっしゃれば
【自宅にGTX2080のGPUを使い、CUDAでのプログラミングを行い、高速化し、
かつPythonでコーディングした〜のモデルを構築し、プロトタイプとして
〜を作りました。
開発当初は〜の見込みであったが、実際構築し、データログをデバッグしたら、
〜のような結果になった。
上記の件から、御社の〜事業における〜の分野で更なるプレゼンスを高める事が
出来ると同時に、自身の成長にも繋がると思い、今回御社に応募しました。】
って言えたら、間違いなく採用に至る可能性が非常に高くなります。
機械学習エンジニア志望の方々も、中には強化学習のご説明や教師あり/なしモデルの
違い等、ごくごく初歩的な事をご説明出来ない方もおり、ご転職活動が実のある活動に
ならないケースも非常に多いです。
ご転職は間違いなく候補者様、企業様の双方にとってリスクではある為、
基本的にはスムーズには行かないケースの方が多いと思ってくださいませ。
そのような中で新たな職種にチャレンジをしたいと考えられる方々が多い事は
恐らく危機感をお持ちで、かつ成長志向をお持ちであるが故に、そのように
お考えされるのではないかと思います。
ただせっかくご転職活動をされる時に、上手くアピール出来なかったり、
キャッチアップする努力の意識がないと、もったいないと思うケースも
あります。
もしご転職活動のお悩みや、ご面接対策で悩まれている方がいらっしゃいましたら、
是非ともご一報くださいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。