元エンジニア、FinTech-IT領域転職リクルーターブログ

元々エンジニアをしており、某エージェントにてFinTech領域でITエンジニア専門の転職リクルーターをしている者がご転職やFinTechの事・仕事の事・ITの事・趣味の事について徒然なるままに書くブログです。

ご面接対策の必要性 - テンプレ通りの転職エージェントの功罪

転職エージェントの中には、求人紹介や応募喚起だけでなくご面接対策もキチンと

行う方々もおります。むしろ必ず行う方もおります。

 

 

私も比較的ご面接対策を行いますし、重要性も認識しております。

 

私は過去に25社落ち続けた方に、1社ご紹介をし、その方へのご面接対策を

日本語・英語双方行い、見事ご内定・ご入社され、現在マネージャーへと

職位を挙げられた方もおります。

 

その中で行った事は、多くの転職エージェントが行う”テンプレ通り”のご面接対策

ではないです。

 

なぜかと言うと、ご面接って人生観や価値観等も含めて人間性を問う場でもあり、

その中でビジネスにどのようにその方がコミットするのかを見極めるからです。

 

そしてビジネスって答えがないのです。極論、全てぶっちゃけ結果論な訳です。

その為、質問に対しての答えを用意して、ハキハキと喋った内容が浅ければ

ビジネスに対するコミットの力が弱いと判断されて、お見送りになります。

 

面接テンプレと言うフレームワークは必ずしも回答が深くなる訳ではないですし、

盲信してしまったら自分の言葉でない感じも伝わります。

 

そんな中、私が具体的に何を行ったかたと申しますと、25社落ちておりました為、

自信回復にまずは努めました。

 

お見送りが続きますと、やはり萎えますし落ち込みます。

 

そのうち自分自身に人格否定を行い、ご面接に行ったとしても殆どの確率で

通らない。中途採用ってやはり過去の実績を基に自信を持っていらっしゃり、

ご転職先でもパフォーマンスを出せそうな方を採用したいからです。

 

まずその方の職務経歴書から、採用マネージャーの方がどう思うのか、

どこにハードルを持っているのかをお伝えしました。

 

現在の転職マーケットを基に、その方のスキルが如何にレアであるのかを

申し上げた上で、ご面接の中でこれまでの実績をどのようにお伝えされているかを

お伺いした際に、全く実績をお話していらっしゃらなかった事に気づきました。

 

実績については経歴書に記載されているにも関わらずです。

そうすると経歴書に記載されている方のイメージとかけ離れた方がご面接に

お越しされ、そのギャップが大きければ大きいほどガッカリするのです。

 

その為、私はその方の実績を棚卸を行い、それぞれどのように達成したのか、

またどのように伝えるのかを2~3個ピックアップ致しました。

 

重要なのは私が指導した訳ではなく、伝え方に問題があったと自己認識頂いた点です。

 

これが功を奏して、整理を行った事によって伝えるべき事がクリアになり、

見事ご入社にまで至りました。

 

重要なポイントってご面接で嘘を付くことではなく、

むしろ実績を出した事や出来る事を言わない方がダメです。

 

良くそれはチームでの実績だからとお伝えされる方がいるのですが、

これも微妙なラインと言えば難しいのですが、サッカーに例えると

FWが決めたからFWが称賛を浴びるべきなのか、そこに至るまでの

ロジックもあるわけで、その中でどのように立ち回ったのかを言うべきでは

あると思います。

 

私は2~3個ぐらい、このようなエピソードを精査させて頂き、

現在の事業フェーズや採用責任者の方についてご紹介させて頂き、

ご面接対策は終わりです。

 

相手の目を見てハキハキとお話ください、というアドバイスは一切しません。

 

むしろハキハキと喋れるトピックにどのように、ご面接の中で

会話を持っていくかの方が遥かに重要です。

 

多くの転職エージェントは残念ながら”テンプレ通り”のご面接対策サービス

しか提供出来ておりません。

そしてそれって肩がお互いに凝りますし、覚えるのも面倒だし、

知っている情報しか貰えないのでググった方が早い。

 

私はご面接対策をカスタムメイドし、ある程度汎用性のある形で

提供したいと常に思っております。

 

このように真の意味で寄り添う転職エージェントもこの世に御座います。

 

もしも現在ご転職されていらっしゃる方でご面接対策にお困りの方、

是非是非ご相談くださいませ。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

ご連絡はfintech.it.recruiter@gmail.comまで